16日 原油は反発、OPECの堅調な需要見通しと押し目買いで

 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は前日終値と比べ43セント高の66.95ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は同31セント高の69.02ドル/バレルと、いずれも反発している。
 16日アジア時間午前の原油相場は堅調。ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミストによると、15日までに2日連続で下落したことを受け、押し目買いが入っている。加えて、石油輸出国機構(OPEC)の月報で先行きの堅調なエネルギー需要見通しが示されたため、需給が引き締まるとの観測も出ているという。
 上野氏は「軽油をはじめ、石油製品の需要期であり、今後もWTIは60ドル台後半で推移するのではないか」との見方を示した。そのうえで次なる注目点として、米エネルギー情報局(EIA)が16日に発表する週間在庫統計を挙げた。
 日経平均株価は前日比30円18銭安の3万9,647円84銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.85円と、前日17時時点(147.74円)と比べ大幅なドル高・円安方向に振れている。
 
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):146.80 (↓1.30)