レックス22=3日続落、下げ幅は縮小

 リムエネルギー総合指数22種(レックス22)は2日、前日に比べ0.35ポイント低下の146.03と3日続落。総合指数を構成する指数のうち輸入指数(9種)が主導して下げた。輸入指数は149.32と1.34ポイント低下。液化天然ガス(LNG)の下げが重しになった。輸出指数(4種)も0.53ポイント低下の144.89。一方、国内指数(9種)は143.87と0.82ポイント上昇し、総合指数を下支えした。
 
 輸入指数は全9種のうち8種が下げ、LNGの7.58ポイント低下が最大だった。LNG市場ではスポット(随時契約)の需要が乏しく、欧州の天然ガス市況の下落も影響したという。そのほか、ジェット燃料や船舶用燃料である380cstなどは下げ幅を縮小し、軽油は小幅ながら3日ぶりに上昇に転じた。
 輸出指数は全4種のうち軽油を除く3種が低下。下げ幅が最大だった380cstでも1.58ポイントの低下にとどまった。
 国内指数は前日よりも上げ幅がやや広がった。9種のうち前日に下げた灯油が上昇に転じ、前日まで横ばいだったA重油やLSA重油、ガソリンも上昇した。いずれも主に、2日から適用される元売り各社による仕切り価格の引き上げが織り込まれた。軽油は上昇幅を縮小したが続伸。