29日 原油は小幅反発、米中貿易摩擦の緩和期待で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ5セント高の60.20ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同6セント高の64.46ドル/バレルと、いずれも小幅反発している。
29日アジア時間午前の原油市況は小幅反発。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「米中貿易摩擦の緩和期待から買われている」と述べた。米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席の会談が30日に予定されるなか、米中の通商交渉に進展するとの見方が広がっている。ただ、今後の価格動向に関しては「様子見機運が強く動きにくい」(同)。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の増産観測が相場を圧迫している。
日経平均株価は前日比1,013円44銭高の5万1,232円59銭で推移している。ドル円相場は1ドル=151.97円と、前日の17時時点(152.16円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):144.36 (↓0.89)

