8日 原油は小動き、ウクライナ情勢の様子見機運高い

 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は先週末終値と比べ3セント安の60.05ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)が同3セント安の63.72ドル/バレルと、いずれもほとんど値動きがない。
 8日アジア時間午前の原油相場は小動き。ウクライナ情勢の動向に対して様子見機運が台頭していることが主な要因だ。米国のケロッグ・ウクライナ担当特使が6日、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた合意は「非常に近い」と発言したことで、和平実現への期待感が浮上した。ただ一方で欧州連合(EU)と先進7カ国(G7)が、ロシア産原油の海上輸送を全面的に禁止する追加制裁を検討しており、制裁強化の懸念も根強い。「和平への期待感はなくはないが、楽観視できるわけでもない」(ニッセイ基礎研究所=上野剛志主席エコノミスト)という。また米国が麻薬密輸対策としてベネズエラで地上戦を検討していることも相場の下支え材料となっている。
 日経平均株価は先週末比105円40銭安の5万386円47銭で推移している。ドル円相場は1ドル=154.97円と、先週末17時時点(154.63円)と比べドル高・円安方向に振れている。
 
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):142.99 (↓0.03)