15日 原油は反発、押し目買いやベネズエラ情勢緊迫化で

 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は先週末終値と比べ33セント高の57.77ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同34セント高の61.46ドル/バレルと、いずれも反発している。
 15日アジア時間午前の原油相場は堅調。ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミストによると、先週11~12日にかけて、原油相場が1ドル以上下落したことを受け、値ごろ感から押し目買いが入っている。
 また、ベネズエラ情勢の緊迫化への警戒感も材料視されているようだ。ただ、上野氏は、ベネズエラの原油生産量は日量100万バレルほどと、ロシアなどと比べると影響力は大きくないとし、「仮に供給がゼロになった場合でも上げ幅は3~4ドル程度だろう」との見方を示した。
 日経平均株価は先週末比612円38銭安の5万224円17銭で推移している。ドル円相場は1ドル=155.57円と、同17時時点(155.65円)から円高・ドル安に振れている。
 
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):141.01(↓0.50)