7日 原油は続落、米・ベネズエラの緊張緩和で

 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ79セント安の56.34ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同60セント安の60.10ドル/バレルと、いずれも続落している。
 7日アジア時間午前の原油相場は続落。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストによると、米国とベネズエラの関係融和から供給緩和が意識されたという。
 米国のトランプ大統領は日本時間の7日午前に自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、ベネズエラが総計3,000万~5,000万バレルの高品質の原油をアメリカに引き渡すことで同意したと発信した。6日頃からベネズエラ政府の米国に対する融和的な姿勢も見え始めており、同発信が「供給緩和感を後押しした」と野神氏は述べた。
 今後の見方として野神氏は、トランプ大統領が中間選挙対策も意識し、今後も産油国、資源国に対し強引な軍事的政策を続けるのではとの懸念が市場に浸透していると解説。一方で、「かねてより供給過剰の見方が根強く、上値も抑えられやすい」とし、供給過剰感と地政学的リスクに挟まれやすい年になりそうと結んだ。
 日経平均株価は前日比283円82銭安の5万2,234円26銭で推移している。ドル円相場は1ドル= 156.67円と、前日の17時時点(156.33円)と比べ、ドル高・円安方向に振れている。
 
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 142.16 (↓1.40)