19日 原油は小動き、イラン情勢悪化と欧米の経済摩擦の懸念で

 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は先週末終値と比べ8セント高の59.52ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同4セント高の64.17ドル/バレルと、いずれも小動き。
 19日アジア時間午前の原油相場は小動き。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストによると、19日は米国が休日に当たるほか、WTI原油の2月限の納会を翌日に控えており、取引量が少ない。こうしたなか、強弱材料が入り乱れており、原油相場は方向感がないという。
 強材料としてイランをめぐる地政学リスクが挙げられる。野神氏によると、米国の空母1隻が中東に向けて移動しているという情報があり、準備が整えば攻撃するのではないかとの見方があるようだ。イラン情勢の悪化やホルムズ海峡の閉鎖などの懸念が相場を支えているという。
 一方で、欧米間の経済摩擦により、景気後退と原油需要の減少が懸念されている。米国のトランプ大統領は17日、自身が求めているデンマーク自治領グリーンランドの領有に非協力的として、デンマークやドイツ、イギリス、フランスなど欧8カ国に対し、2月1日から10%の追加関税を課すと発表した。これを受けて欧州連合(EU)は米国へ報復関税や米企業のEU市場での経済活動を制限する可能性が伝えられた。
 日経平均株価は先週末比625円96銭安の5万3,310円21銭で推移している。ドル円相場は1ドル=157.78円と、同17時時点(158.17円)から円高・ドル安に振れている。
 
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):146.52(↓0.34)