1日 原油は反発、OPECプラス増産停止で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ82セント高の59.37ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)も同82セント高の63.20ドル/バレルと、いずれも反発。
1日アジア午前時間の原油市況は反発した。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は、11月30日に開いた会合で2026年1~3月の増産を停止する方針を示した。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は「原油供給に引き締まり感が生じて相場の上昇圧力となった」と指摘。ロシアとウクライナの和平交渉が難航しているとの見方も相場を支えた。「領土問題を考慮すると近く和平に進む可能性は低い」と同氏は付け加えた。
日経平均株価は先週末比833円83銭安の4万9,420円8銭で推移している。ドル円相場は1ドル=155.54円と、先週末の17時時点(156.32円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):145.13 (↑1.26)

