5日 原油は小幅安、値ごろ感とドル安が下支え
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ5セント安の73.20ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同2セント安の77.50ドル/バレルと、いずれも小動き。
アジア時間5日午前の原油相場はほぼ横ばいながら、わずかに下落している。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「全体的に弱気な心理が継続している」と総括。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の閣僚会合の結果を受けた売りが続いている。
また、米国石油協会(API)の在庫統計で、原油が前週比410万バレル、ガソリンが同400万バレルそれぞれ増加したことも弱材料のひとつ。野神氏は「米国のドライブシーズンが始まったにもかかわらず、ガソリンの需要は盛り上がっていない」と指摘する。米国内需の緩和感も市場関係者の間で意識されている。
一方で下げ幅は限定的。5日までにWTI原油は5営業日連続で下落していた。「さすがに売られすぎのため、値ごろ感による買い戻しが入りやすい」と同氏は指摘している。また米国の4月雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が805万9,000人と3年ぶりの低水準となったことで、米国の利下げ開始観測が浮上。これがドル安を招き、ドル建て原油先物への買いを誘っている。米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計の発表待ちで様子見に傾いている面もあるようだ。
日経平均株価は前日比331円59銭安の3万8,505円87銭で推移している。ドル円相場は1ドル=155.44円と、前日の17時時点(155.39円)と比べ若干ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):178.80 (↓3.44)

